歯周病治療

歯周病治療を担当させていただきます歯科衛生士の梅津です。
歯科衛生士になって30余年、大学病院や、一般の開業医で勤務してきました。
おもに歯周病の患者さんの指導に当たってきました。
その長い経験から生まれたオリジナルの指導を行っています。
歯周病は、歯ぐき、歯の周りの歯根膜、歯槽骨が侵されていく病気です。
現在の日本では40代で80%も歯周病にかかっている現状です。原因は全身疾患、歯石やプラーク、そしてかみ合わせや歯列不正、また食生活もあげられます。そこで最も大切な予防は歯磨きとプラークコントロールです。当院では先生、スタッフ、歯科衛生士、一丸になって予防に取り組んでいます。
歯周病には歯周病の磨き方があるのです。
歯石除去や一般の歯磨きを行っていても歯周病は進行する場合もあります。歯周病は歯周ポケットの中、そして歯肉のケアが必要です。長年患者さんの指導、治療の中で培われた独自の歯磨きを当院では患者さんに指導しています。歯周病のブラッシングは非常に気持ちがいい、快感なのです。その方法を皆様がマスターされるように指導を行っていきます。
歯周病の改善のプロセス
健康保険のシステムに従って進めていきます。
- 今現在の患者さんの歯周病の進行の状態を検査してそれに伴って治療を進めていきます。
- 全身疾患からも歯周病の原因となりますが、特にかみ合わせは歯周病の誘因にもなります。
1. 歯周病のためのブラッシング
かみ合わせや、歯並びによる、歯肉へのストレス、疲れを楽にするマッサージをお教えします。
歯肉へのストレス?はじめて聞かれた方も多いと思いますが、お口の中ではいろんなことが起こっているのです。
歯肉の血液の循環を良くし、歯肉を活性化させていきます。歯肉に栄養がまわって、歯周病に負けない、歯周病を遅らせるような健康的な歯肉を作っていきます。だから早く歯周病が改善できるのです。同時に歯石が付きにくいようなブラッシングや、ポケットのケアの磨き方をお教えします。その方の歯周病に応じてハイテクニックなブラッシングをできるようにサポートさせていただきます。
2. 歯石を取ります
歯周ポケットに張り付いている、バイオフィルム(細菌の膜)や、歯の根に張り付いている深い歯石も取っていきます。歯茎の状態により数回に分けて取ることもあります。この歯石除去が大事です。歯の表面に付いている歯石だけ取り除いても歯周病は進行します。
歯の根にこびりついている歯石除去が重要なのです。
超音波で深い所に付いている細菌を除去し、またキャブレーション効果で歯肉も同時に活性化していきます。
最後に当院では歯のミクロの傷を修復できるクリームで磨きますので歯石除去の後もしみるのを防ぎます。また当院ではなるべく痛みの少ない治療をこころがけています。とっても気持ちがいい~治療を目指しています。
3. メインテナンス、クリーニング
歯肉も引き締まって健康的な状態になり、歯ぐきの最後の検査でメンテナンスに入ります。しっかり歯周病の治療を行った後は1~3ヶ月に一回はメインテナンスに通われると、その状態を維持できるようになります。
指導を受けた患者さんの感動の声をたくさんいただいてきました。健康な歯と健康な歯ぐきづくり、若いうちからの予防が大切です。皆さんもぜひ体験してみてください。